イベント, 防災トランプのはじめて教室

千葉県市原市立白金小学校と防災トランプ

千葉県市原市立白金小学校長の土田先生より、招待いただきまして教員のみなさまによる教材開発研究会で「防災トランプのはじめて教室」を開催させていただきました。
土田先生は授業の中でトランプを使った教育について長年研究されており、2012年には「白金防災トランプ」を開発し地域の全世帯に配布されました。
授業の一環でこどもたちに「防災の標語」を作ってもらい、それをトランプにのせ遊び方を開発するといったアプローチをされています。
「食事の後に、携帯やゲームではなく、家族でトランプできるような家はこどもの教育上、まず問題ない。」と仰っていたのがとても印象的でした。

「防災トランプ」の開発主旨は、誰もが遊び方を知っているトランプに防災のテーマを。という発想でしたが、
むしろ防災意識を高めることを手段に、「トランプで遊べるような家庭・人間関係づくり」を目指すことも重要だなと思うようになりました。

英名はBousai-trump、直訳すると「防災の切り札」になります。
防災における一番の切り札は「近隣における顔の見える関係づくり」という意味であることを改めて認識することができました。

今後も世代を越えた地域交流の場をつくることに取り組みたいと思います。

福本 塁

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