活動報告
防災トランプのプレイリーダー養成講座を開催しました。
概要
防災トランプを自身や自身の所属する団体、イベント等における活動へ取り入れる方法を学ぶための「防災トランプのプレイリーダー養成講座」を淵野辺で開催し、プレイリーダーが10名誕生しました!
プログラムをちょっと紹介
1.地域に必要な防災訓練について考える
2.準備とフォローアップに活用できるツールの紹介
3.とにかく実践
3-1.利用シーンと導入手順
3-2.遊びかた5種
3-3.話が膨らむコミュニケーションの方法
4.認定証の授与
実践の風景 利用シーンと導入手順
受講者の方々がプレイリーダーになってどのような利用シーンを想定してるかのニーズを確認してみると・・・
- お祭りのブースで出したい。
- 大学の授業で使いたい。
- 中高生の授業で実践したい。
等々・・・その利用シーンは様々でした。
防災トランプを発売してから1年。この間、スタッフで貯めてきたイベントの対応手順をいくつかのパターンにまとめたノウハウをご紹介しました。
この写真はお祭り的なイベントで人の流れが速い場合を想定したケースの実践を行っている様子です。「通行人の方に声をかけるところ」~「次へのつながり」までフェーズに区分けして本番を想定した実践を行っています。
プレイリーダーでなくとも、、防災トランプをイベントで使ってもらうことは問題ありませんが、より効果的な取組みとして取り入れていくには利用シーンをよく考えてイベント実施経験者と実践を重ねていくことが重要です。養成講座では、定員を10名までと少数で実施する体制を組んでいますのでそのような場としてご活用頂けます。
実践の風景 話し方 引き出し方
最初は一般論であったり、あいまいな表現で話しやすいことが多いです。
イメージが湧きにくいあいまいな単語をどんどん聞いてあげます。聞き方は優しく答えやすいように。
少しやりとりをご紹介すると・・・
お題「危険生物に遭遇した」
プレイヤー「山でヘビにあったことがあって怖かった。ヘビは絶対危ない。」
リーダー「あぁ~!ヘビ怖いですよね!山ってどちらの山ですか?自宅の近くとか?」
プレイヤー「はい…ヘビ苦手なんですよ。自宅の近くではないです。高尾山ですね。」
リーダー「高尾山に登られたんですね。それって夏に登りましたか?それとも別の季節?」
プレイヤー「えっと、…夏ですね!いつもは観光客の多い道を使うんですけど、自然が多く見れるルートで、川の近くで、道幅も狭くて。」
リーダー「なるほど、なるほど。その時、どんな状況になるのが怖かったですかね?」
プレイヤー「うーん。・・・噛まれたり、毒がまわったりですかね、あと、実際あってしまったことで驚いて転んでしまったんです。」
リーダー「おぉー。それは確かに怖いですね!ちなみに、ヘビってどのくらいの大きさでしたか?」
プレイヤー「茶色ですごく大きくはなかったです。草むらから顔が出ていてマムシに似てました。」
リーダー「マムシですか!?それは怖いですね!!」
他のプレイヤー「高尾山ってマムシいるってきいたことあります。頂上近くでマムシをお酒につけたものとか販売してるおばちゃんに会ったことがあります。」
プレイヤー「ほんとですか!許可とかとってるんですかね?!知らなかったなぁ。今度、ガイドブックとか見てマムシについて調べてみようと思います。」
——————
話を整理すると・・・
ヘビが苦手な人が、夏に川の近くを通り、自然が多く見れるルートで高尾山を登ると、草むらからマムシがでてきて驚いて転んだり、噛まれて毒がまわってしまう危険がある。
このように段々と具体的になり、ユニークな話になることでプレイヤーに防災意識として根付き、日常の生活の中に防災に関する情報を収集するアンテナを立てることができます。正しい/正しくないという軸にはこだわらずに、具体的にすることによって、プレイヤーの方独自の防災ストーリーに仕立てます。それをものさしとすることによって、日常生活で見過ごしていた情報から、効果的な行動を考えられるようになる等、プレイヤー自身が考え始める「きっかけ」をつくっていくことが大切です。
早速イベントを開催してくださるリーダー出現!!
今回の養成講座ではもともと活動に防災トランプを取り入れたい明確なイベントがある方が参加されたため、早速以下のイベントで防災トランプを活用頂けると連絡を頂きました。
「愛をつなごう!文化祭!」第七弾
みんなで楽しくわいわい過ごして支援も出来ちゃうステキなイベントです。
ご家族、お友達、大切な方と是非遊びにいらして下さい。
****♪****♪****♪****♪****
文化祭の収益は全て震災によって困難な生活を強いられている宮城県女川町・石巻市在住の子どもたち
の教育支援・生活支援活動のために寄付をさせて頂きます。
文化祭Facebookページ
文化祭第七弾イベントページ
是非お近くで都合つく方はご参加頂ければ幸いです。
次回の養成講座
次回のプレイリーダー養成講座は、9月7日〈土〉に飯田橋にて開催します。
詳細はこちらのページをご覧ください。
第31回防災トランプのはじめて教室(in淵野辺)を開催しました。
本日のはじめて教室はお子さま3人、大人8人の計11人が参加しました。
そのとき、あなたはどうしますか?
まずはみんなで、どんな危険が不安に感じるかや地震、洪水、噴火が起きたとき
どこにどうやって逃げる?のアンケート。
わからない、も大歓迎。
防災193で自分ばなし
今回は2チームにわかれて193。
バラバラにやるのではなく、1チームがやっている間はもう一つのチームはお話をきいたり
話題から自分が思いだした話なんかを思い思いに話します。
昔雪山で足がつって動けなくなった話、
(6点つると動けなくなるらしい)
雷がこわいという話、もあれば
雷が好きで雷が発生したら車を走らせて見に行く話など
それぞれ自分の経験してきたことや自分の目線から見た
身の回りのキケンについてお話しました。
最後の15分はお話のまとめ
大人は防災ストーリーにまとめ
子どもは「ぼうさいえほんばなし」を作成。
今回は3姉妹で3つのお話ができました♪
終了後にいただた感想
•楽しく勉強させてもらいました。
•みなさん色々な体験をしてるので、色々経験不足な自分にとって、ためになる話しばかりでした!
•またえほんつくりたい。重ねて貼ればいいの?
次回のはじめて教室は
9月14日(日)10:30~ キュリオステーション淵野辺店で開催します。
一緒にお話しませんか?
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~防災トランプのはじめて教室~
「自分の体験」が誰かにとってのこれからの防災になる。
「誰かの体験」が自分にとってのこれからの防災になる。
そんな防災話の交換をトランプしながらできちゃいます!
遊び方もいろいろ考案されて増えているのでときどきプレイしてもらって
防災に意識を向けるきっかけになれば幸いです。
防災トランプに興味を持たれた方いらっしゃいましたら是非お気軽にご連絡ください!
引用元: 防災トランプのはじめて教室.
かながわビジネスオーディション2015キックオフセミナーに登壇しました。
2015年2月5日に開催される『かながわビジネスオーディション2015』のキックオフセミナー(説明会のようなもの)に登壇させて頂きました。
登壇の経緯
昨年開催されたかながわビジネスオーディション2014では、防災トランプを主力としたビジネスプランで応募し、奨励賞(2位)を受賞することができました。今回の発表はそのご縁です。
防災トランプから広がる世代を越えた地域交流の場づくり
「防災トランプから広がる世代を越えた地域交流の場づくり」というビジネスプランで昨年応募したわけですが、「半年とちょっと経った今の現状」を含めてどのようなビジネスプランをつくったのかを発表しました。
- 事業の背景
- 事業のねらい
- 経営理念
- 事業の目標
- 事業概要
- 事業概要図
- ビジネスモデルの汎用性
- 市場獲得に向けた戦略
- 事業スケジュール
- 今後の課題と対策(2014年2月時点)
- ビジネスプランの現状
- 全国展開へ向けたフェーズに突入
- プレイリーダー養成講座の実施
- 補助金活用による販売促進
質疑応答が集中…
ビジネスプランを発表した後、質問者のうちお一方を除いてみなさんが防災トランプや(株)ウイングベースに対し、質問を下さいました。
なんとか回答させていただきましたが、きちんとした準備をしているつもりでも少し考えてしまうシーンもありました。。「ご質問ありがとうございます。とても良い質問で恐縮です。」みたいなくだりで少し時間を稼ぎ、その間に頭フル回転で回答を考えていたりしました。
来て頂いた参加者にオーディションの良さをスマートに伝えるためには、こうした質疑応答の具体性と明確性ってとても大切だと思うのでもっと場数を踏みたいと思います。
セミナーを終えて
ファイナリストでご一緒した方々と久々に顔を合わせてお話し、全員で集える交流会を開催しましょう。なんて話がでたりしました。こういうのは早く動いた方がよいので、幹事を引き受け、みなさんにお声かけし、12名中9名が参加できる日程が決まりました。こうした縁を今後も大切にしていきたいものですね。
かながわビジネスオーディション2015
詳細はコチラのページです。
現在進めているビジネスやこれから進めているビジネスに「追い風」を呼び込みたい方にはうってつけの機会だと思います。受賞を機に新聞メディアにも随分掲載して頂きましたし、なにより、選考の過程で審査対象となる「計画書」や「スライド」は枚数や枠組みが決まっています。その中で改めて自分の事業を表現し直すことで、伝わる人の幅が増え、支援してくれる人も増えると思います。個人的には、こうしたオーディションに参加して、防災トランプに縁のある方々の絆も深まった気がします。
ご興味ある方はぜひご応募下さい!!
えびな市民活動センター交流館で防災トランプの体験会が開かれました。
生活クラブの主催するキララ賞を受賞した代表の福本さんの講演会と
防災トランプの体験会がえびな市民活動センター交流館で開かれました。
シンクタンクメンバー岡もお手伝いとして参加してきました。
受賞した福本さんの講演
講演では受賞に至った経緯や表彰された内容について、そしてこれまでの活動報告
などを話されました。みなさんメモをとって聞き入っています。
いざ、防災トランプを!
まずはみんなで防災193。
おとなも子どもも、男性も女性も関係ありません。
みんな本気で取りに行きます!
さすがの中学生、反射も早く反応してます!
一番遅かった人は、手持ちを減らすためにお話です。
実演形式でやったのでひとりの話をみんなで順番に聞くことができます。
「えっ、そんな経験されてたんですか?!」
お子さんの前ではじめて話したという宮城県沖の地震体験話も聞かせてもらいました。
「私もそれあるわー!」
少ない人数でより深い話ができたようです。
みなさんありがとうございました!
今後の防災トランプイベント
次回の防災トランプをつかったイベントは以下になります。
- おしごとカフェマーケット
8月23日(土)11:00~16:00 ココリア多摩センター5F - さがみはらぶんか祭で体験会
8月31日(日)10:00~16:00 ソレイユさがみ(JR・京王線橋本駅) - 防災トランプのはじめて教室
9月14日(日)10:30~12:00 キュリオステーション淵野辺店
で開催します。
一緒にお話しませんか?
~防災トランプのはじめて教室~
「自分の体験」が誰かにとってのこれからの防災になる。
「誰かの体験」が自分にとってのこれからの防災になる。
そんな防災話の交換をトランプしながらできちゃいます!
遊び方もいろいろ考案されて増えているのでときどきプレイしてもらって
防災に意識を向けるきっかけになれば幸いです。
防災トランプに興味を持たれた方いらっしゃいましたら是非お気軽にご連絡ください!
引用元: 防災トランプのはじめて教室.
鎌倉ロータリークラブで講演を行いました。
鎌倉ロータリークラブにて「東日本大震災からの復興支援に学ぶこと」というタイトルで講演をさせて頂きました。以下、福本(防災トランプ開発者)から報告させて頂きます。
2011年3月からの軌跡
防災トランプの開発のきっかけとなった「東日本大震災」。2011年3月、吹雪く中、ドクターヘリに乗り、AMDAの調整員として南三陸町に降りたちました。そのプロジェクトのスポンサーとなっていたのは国際ロータリー第2780地区でした。同地区に立地する鎌倉ロータリークラブにも復興支援において様々な支援を頂き、今の自分があると思います。
現在までの活動ダイジェスト
- 南三陸で救急医療活動
- 現地の要望に基づく支援
- 大学で専門的な研究活動
- 得た経験を自分の関わる地域へ活かす
東日本大震災で人の命を左右する救急医療活動を経て、発生直後から現在まで様々なかたちで復興支援活動に携わらせて頂いてます。
そうした経験を基に、徐々に自分の知る地域やまだ被災していない地域における防災教育活動の展開に繋がっていきました。東日本大震災以降も、大雨、洪水、土砂崩れ、竜巻、雷、実に様々な災害が猛威を振るっています。こうした状況に対し様々な防災教育活動を展開し始めました。
多様な防災教育活動
- 防災を考えるためのどうぐづくり
- 地域交流の場づくり・リーダーの育成
- 様々な人と協力するスキームの構築
- 良いと言われる防災グッズ・レシピを実際に試す場
- 意識を持った人たちでしっかり勉強
- 日夜研究してみんなが使える知見を得る
おおまかにはこのようなくくりで活動を行ってきました。
防災トランプは「防災を考えるためのどうぐづくり」の一環で制作されたわけです。
防災に関する自分の地域の実情を知る
なにをやるにしても足元が疎かになってはいけないと考え、まずは地域の防災訓練事情を把握しました。詳しくは、こちらをご覧いただければと思います。
大切なことは必要な防災訓練はひとりひとり異なること
地震について現代の科学ではっきり言えることは、
「必ず起こるが、いつわかるかわからない」ということです。
いつ、どこで、なにをしているときに起こるかわからない。
誰と一緒にいるかもわからない。一人かもしれません。
そうした想定できる状況で地震が起きてしまって、大きな被害を受けたら悔やみきれません。
ひとりひとり、自分に必要な防災訓練をよく考え、備える意識を高めることがまずは最初の一歩だと思います。
こうした一歩を踏み出すために防災トランプをつくった側面があります。
大雑把にはこのような話をさせていただきました。
今後に向けて
講演終了後には、大変ありがたいことに次の講演や別の催しでの講演依頼を頂くことができました。
おひとりおひとり、激励の言葉をかけてくださり、身が引き締まる思いです。
愚直ではありますが、地道に活動を積み重ねていきたいと思います!