活動報告, 講演
鎌倉ロータリークラブで講演を行いました。
鎌倉ロータリークラブにて「東日本大震災からの復興支援に学ぶこと」というタイトルで講演をさせて頂きました。以下、福本(防災トランプ開発者)から報告させて頂きます。
2011年3月からの軌跡
防災トランプの開発のきっかけとなった「東日本大震災」。2011年3月、吹雪く中、ドクターヘリに乗り、AMDAの調整員として南三陸町に降りたちました。そのプロジェクトのスポンサーとなっていたのは国際ロータリー第2780地区でした。同地区に立地する鎌倉ロータリークラブにも復興支援において様々な支援を頂き、今の自分があると思います。
現在までの活動ダイジェスト
- 南三陸で救急医療活動
- 現地の要望に基づく支援
- 大学で専門的な研究活動
- 得た経験を自分の関わる地域へ活かす
東日本大震災で人の命を左右する救急医療活動を経て、発生直後から現在まで様々なかたちで復興支援活動に携わらせて頂いてます。
そうした経験を基に、徐々に自分の知る地域やまだ被災していない地域における防災教育活動の展開に繋がっていきました。東日本大震災以降も、大雨、洪水、土砂崩れ、竜巻、雷、実に様々な災害が猛威を振るっています。こうした状況に対し様々な防災教育活動を展開し始めました。
多様な防災教育活動
- 防災を考えるためのどうぐづくり
- 地域交流の場づくり・リーダーの育成
- 様々な人と協力するスキームの構築
- 良いと言われる防災グッズ・レシピを実際に試す場
- 意識を持った人たちでしっかり勉強
- 日夜研究してみんなが使える知見を得る
おおまかにはこのようなくくりで活動を行ってきました。
防災トランプは「防災を考えるためのどうぐづくり」の一環で制作されたわけです。
防災に関する自分の地域の実情を知る
なにをやるにしても足元が疎かになってはいけないと考え、まずは地域の防災訓練事情を把握しました。詳しくは、こちらをご覧いただければと思います。
大切なことは必要な防災訓練はひとりひとり異なること
地震について現代の科学ではっきり言えることは、
「必ず起こるが、いつわかるかわからない」ということです。
いつ、どこで、なにをしているときに起こるかわからない。
誰と一緒にいるかもわからない。一人かもしれません。
そうした想定できる状況で地震が起きてしまって、大きな被害を受けたら悔やみきれません。
ひとりひとり、自分に必要な防災訓練をよく考え、備える意識を高めることがまずは最初の一歩だと思います。
こうした一歩を踏み出すために防災トランプをつくった側面があります。
大雑把にはこのような話をさせていただきました。
今後に向けて
講演終了後には、大変ありがたいことに次の講演や別の催しでの講演依頼を頂くことができました。
おひとりおひとり、激励の言葉をかけてくださり、身が引き締まる思いです。
愚直ではありますが、地道に活動を積み重ねていきたいと思います!